釣るイカメタラーへの道

 イカメタルを対馬で一番やってる私が言わなきゃ誰も言わないと思いますので言っておきます。イカメタルでイカを釣るために必要なこと。

そればズバリ!
イカの目の前に(イカの上下近い深さに)スッテを送り込むこと。これがイカメタルの仕事のほとんどを占めています。他のアクションは後付けみたいなもの。釣れる深さがわかっている時は、そこで釣ります。わからなくなったら3回リール巻いて探ってを繰り返しましょう。

基本的なアクションをおさらい
乗せるためのアクション3つ
①ステイ
②スローダウン(ゆーーーーっくり下ろす)
③スローアップ(ゆっくり上げる、巻く)いるけどとっても寒い時にたまに使います。

注意を引くためのアクション5つ
④シャクリ
⑤シェイク
⑥アップシェイク(シェイクしながら上げる)
⑦ダウンシェイク(シェイクしながら下げる)
⑧シャクリ後のフォール

 乗せアクションを多用するのか注意アクションを多用するのかどちらがいいかはお好きな割合で。ただし、注意アクションはあくまで補助的なものだと理解しないと、当然釣れません。ご自由にですがご注意ください。



 イカメタルでは合わせるタイミングが特に重要です。足先で掛けてはダメ。「どう」食っているのかがわからなくなります。ウキスッテをどんな場所にかけられて上がってくるのかによって、下から抱いたのか上から抱いたのか分かりやすくなります。(ウキスッテは常に水平ではない!)それを見て深さとアクション(ウキスッテの姿勢も)を工夫してください。メタルスッテは立っているのでちゃんと抱いた時には漏斗口か横にしか掛からないのですが、ウキスッテは漏斗口にも目と目の間にも掛かりますよね?

 その日どの位置関係でイカが一番抱いてきやすいかを推定し調整しましょう。それによって入れ食いになるのかどうかが決まります。

 スッテの数はなるべく少なくしましょう。理屈抜きに「イカメタラー」であれ。少ないスッテで釣り勝つ矜持はあなたの腕を育てます。育てた結果エダ3本ならどうぞお好きに。トラブったら減らしてください。スッテが多いと大惨事になる可能性が高くなります。違和感に一瞬で気づければ別ですが、お祭りしたままシャクリ続けると最悪相手のPEラインを切る羽目になりかねません。ウキスッテは多くても3本までが当船イカメタルのマナーです。

 しゃくりやシェイクに捉われず、イカが一番抱いてくるアクションを心がけましょう。今の水温と活性なら、ステイがとても良いように感じます。
私の最近の良いパターン
A 棚取り後ステイのみで乗せる
B 棚取り後ダウンシェイク ステイで乗せる
C 棚取り後ロングステイで乗せる
何もせず釣ってるように見えるかもしれませんが、釣るために「ステイ」時間を増やしています。ステイかスローダウンどちらが良いかと言われればステイ。ハイシーズンでイカがわれ先に、の時はスローダウンメインで。強制的に当たりを「作れる」のでわかりやすく釣りやすいです。

水深を変えて探るのか、それとも同じ棚で待ち続けるのか。与えられた時間内を釣って楽しむもよし、ぼんやり楽しむもよし。Bestイカメタラー(50杯×2)なら良い日に2回くればなれますが、superになりたい場合は話が違います。良い条件の日に棚取り後3秒以内に乗せる割合が多くないと難しい。スッテを多くするとそれなりのパワフルな巻きができなければ大切なイカがむざむざ魚の餌になります。

そんなわけでおすすめの設定は
メタルスッテ+ウキスッテ1or2
しっかり抱かせる技術を磨いて、足先でなく付け根に掛けてガンガン巻く。それを意図的にやれたらおめでとうございます!superイカメタラーはもう目の前です!

まとめ
イ 着底①②(30秒以上探る)→3回巻く→①②(30秒以上探る)→3回巻く(繰返)
ロ 釣れた棚に送る①②
基本的にこのセットを繰り返します。③〜⑧は味付けにお使いください。

 釣り方は無限にあります。このセットは私がこれまで経験してきたもの見てきたものをまとめただけです。釣果を伸ばす参考にしてください。

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