釣りに携わり人と触れ合うことは
なんと素晴らしいことなんでしょうか。
2020年10月24日
その素晴らしさを心の底から味わう1日となりました。
2名のお客様を乗せ向かったのはいつもの峰湾。
娘と2人スタッフ体制で、ご案内に臨みました。
狙う魚はただ一つ。
タイラバで狙うにはあまりにも不確定要素が多く、
狙って釣れない難しさを紛らわすために、
これまで専門的な案内は控えてきた魚種でした。
白甘鯛。
その魚体は真珠のような美しさを湛え、
虹色に光る姿は、価格とともに垂涎の存在であると
認めざるを得ない得難い魚です。
その姿を求めて
もう明るい午前7:00
静かに港を出た船は、ポイントへの短い航海を。
間も無く釣行は静かに始まります。
魚の気配すらあまりない状況の中、
落として巻いた分の時間だけ、
緊張感が高まっていきます。
今思えばそれは
嵐の前の静かさ
だったようです。
なんの前触れもなくその時はきました。
強烈な引き。
暴れる竿先。
白アマ特有の風格あるファイト。
しかし、それを口に出すのが憚られるほどの
緊張感。
水面の奥に光る白い魚体。
入り混じっていく期待と確信。
そして、息を呑むようなタモ入れの瞬間。
まるで産まれた赤ちゃんを取り上げるように
船の上にタモが上がった瞬間、
2ヶ月間が凝縮された雄叫びが
船内に響き渡りました。
高々と掲げられたその美しい魚体。
特別な出会いの物語。
感謝と感動の1日の幕開けでした。
対馬 遊漁船 なぎさ丸 十六夜
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