9:28

釣りに携わり人と触れ合うことは

なんと素晴らしいことなんでしょうか。

2020年10月24日

その素晴らしさを心の底から味わう1日となりました。

2名のお客様を乗せ向かったのはいつもの峰湾。

娘と2人スタッフ体制で、ご案内に臨みました。

狙う魚はただ一つ。

タイラバで狙うにはあまりにも不確定要素が多く、

狙って釣れない難しさを紛らわすために、

これまで専門的な案内は控えてきた魚種でした。

白甘鯛。

その魚体は真珠のような美しさを湛え、

虹色に光る姿は、価格とともに垂涎の存在であると

認めざるを得ない得難い魚です。

その姿を求めて

もう明るい午前7:00

静かに港を出た船は、ポイントへの短い航海を。

間も無く釣行は静かに始まります。

魚の気配すらあまりない状況の中、

落として巻いた分の時間だけ、

緊張感が高まっていきます。

今思えばそれは

嵐の前の静かさ

だったようです。

なんの前触れもなくその時はきました。

強烈な引き。

暴れる竿先。

白アマ特有の風格あるファイト。

しかし、それを口に出すのが憚られるほどの

緊張感。

水面の奥に光る白い魚体。

入り混じっていく期待と確信。

そして、息を呑むようなタモ入れの瞬間。

まるで産まれた赤ちゃんを取り上げるように

船の上にタモが上がった瞬間、

2ヶ月間が凝縮された雄叫びが

船内に響き渡りました。

高々と掲げられたその美しい魚体。

特別な出会いの物語。

感謝と感動の1日の幕開けでした。

0コメント

  • 1000 / 1000

対馬 遊漁船 なぎさ丸 十六夜

良質なルアー釣り体験を提供しています。 初心者・老若男女問いません。 手ぶらで気軽にお越しください。